20年の東京五輪の競技から落選した野球・ソフトボールの代表者が9日、都内で会見を行った。

 全日本野球協会・鈴木義信副会長は「今回のオリンピック種目になれなかったことは、ソフトボール関係者にも大変申し訳ないと思っています。一番の要因はMLBの完全協力を取り切れなかったこと」と、大リーグ選手の中にドーピング問題が出ていることが理由の1つとなった見解を示した。その上で「これにめげず、今後は野球、ソフトボールの組織も存続させて、復活を目指していきたい」と話した。

 日本ソフトボール協会・尾崎正則副会長は「2024年の復帰を目指して、さらに頑張っていきたい」と、今後はヨーロッパでの大会開催を増やすなど、競技の普及活動に力を注ぐ考えを示した。

 得票が24票だったことについて、全日本野球協会・鈴木副会長は「(レスリングとの)決選投票になると思っていた。正直少ない」と感想を述べた。