西武涌井秀章投手(27)が、今オフにフリーエージェント(FA)権を行使する意思を固めていることが20日、分かった。

 6月14日に出場選手登録日数が8年に達し、国内球団への移籍が可能となるFA権を取得した。涌井はこの日、FAに対する取材に「シーズンに集中するだけ」と話すだけだった。だが、関係者によれば、野球人として、他球団での評価に関心を持ち、気持ちを固めたという。

 9年間在籍した西武への愛着も示し、残留交渉のオファーがあれば残留の可能性もあるが、争奪戦は必至とみられる。出身地の千葉を本拠地とするロッテ、横浜高出身が多数在籍するDeNAの他、数球団が獲得に名乗りを上げる可能性がある。