西武石井一久投手(40)が24日、今季限りでの現役引退を表明した。

 埼玉・所沢の球団事務所で会見。決断について「昨年から今年またぐくらいには決意してました。時期的にそろそろかなというのがあって。今でも勝ちたいと思う気持ちもあるし、やれると思う気持ちもあるし。そこに向かうまでの準備に疲れたかなと思います。長かったなと思います。それなりに充実した野球人生だったなと。満足して次は人生のセカンドステージを迎えると思います」といつもと変わらない穏やかさで話した。

 すでに第二の人生を踏み出していることも明かした。先日、吉本興業の試験を受け、契約社員として合格したばかりで「来年の4月には新人研修を受けます。僕的には広報部に入りたい」と決意表明。湿っぽさはなく、石井らしい笑いに包まれた引退会見となった。