<ソフトバンク7-6西武>◇28日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンクを7月限りで退団した、元投手の斉藤和巳氏(35)による「感謝のセレモニー」がサヨナラ勝ちの試合後に行われた。

 現役時代を振り返るVTRに続き、親交ある3ボーカルユニット「ビーグルクルー」が歌唱。秋山監督、本多選手会長から花束を手渡されると、サプライズゲストとして昨年限りで引退した小久保裕紀氏からも花束を受け取り、斉藤氏は涙を流した。そして場内へのあいさつでは、周囲への感謝を示した。

 「プロ野球人生18年間、けがに始まり、けがに苦しみ、けがに終わった18年間でした。(中略)けがをしたことでいろんな人に出会い、いろんなことを感じ、気づくことができました。今は正直、けがをして良かったと思ってます。(中略)本日を持ちまして、斉藤和巳は新しいスタートを切りたいと思います。18年間、本当にありがとうございました」

 場内1周すると、ナインから胴上げで6度宙を舞った。最後は選手とハイタッチをしながら一塁側ベンチへ退場した。