ソフトバンクの笠井和彦代表取締役社長兼オーナー代行が、21日午前10時7分、肺カルチノイドのため、都内の病院で死去した。享年76。

 00年から親会社のソフトバンク取締役に就任。球団誕生の05年から球団の代表取締役社長兼オーナー代行に就任していた。

 孫正義オーナー(55)は「笠井さんは、豊富な金融分野のご経験をもって、ソフトバンクグループの経営全般に多大な貢献をされました。また、福岡ソフトバンクホークス球団社長として、球団運営にも尽力されました。誠実かつ公平無私、人情味あふれる御人柄ゆえに慕う社員も数多く、常に後に続く我々の指針でありました。ここに、笠井さんのご冥福を謹んでお祈りいたします」とコメントした。

 通夜・告別式は、近親者のみで行い、後日「お別れの会(仮称)」を行う予定。