<コナミ日本シリーズ2013:楽天3-0巨人>◇第7戦◇3日◇Kスタ宮城

 

 初の日本一を決めた楽天の星野監督と6選手が優勝セレモニー後、球場に隣接する室内練習場で共同記者会見を行った。壇上には向かって左から則本、田中、美馬、星野監督、松井、嶋、銀次が並んだ。終始和やかムードで、会見を終えると隣のビールかけ会場に向かった。

 質疑応答の内容は以下の通り。<星野監督>

 -日本一おめでとうございます

 星野監督

 ありがとうございます。

 -今の心境

 星野監督

 いや、まだピンとこないですね。ほんまかいなが、まだ続いています。

 -胴上げされた時の手のぬくもりはどうだったか

 星野監督

 何回上げるんだろうこいつら、はやく下ろしてくれよという思いで。でも、最高に気持ちよかったね。

 -宿敵巨人を破っての日本一。味わいも格別では

 星野監督

 ジャイアンツじゃなかったらこんなにうれしく、涙が出るような思いにはならなかったろうね。いつも言うように、プロ野球に入って、V9時代ですから、全盛のころのジャイアンツにプロの喜びだとか悔しさを教えてもらったジャイアンツですから、選手たちは本当に良くやってくれたと、誇りに思います。

 -リーグ優勝の時は「平幕」と言っていたが、少し格上げに

 星野監督

 いやー、どうだろう。小結ぐらいになったかな。小結は負け越しになったらすぐ落ちますからね、早く大関ぐらいになってもらいたいなと思ってます。

 -昨日田中で負け、正直心中はいかがだったのか

 星野監督

 まさかあいつが、(田中の方を見て)こいつがと思ってましたけど、嫌な感じは正直しました。でもCSからずっといいボールは投げてくれてましたから、7戦まで行ったという、そのことだけで、ある意味満足してましたけども、昨日選手集めて「よくここまで7戦まで引っ張ってきたと、でも最後にはおれを泣かせてくれよ」というようなひと言で、ミーティングを終わりました。

 -その時の選手の表情は

 星野監督

 よし、と。だいたい私がミーティングした後はだいたい勝ってるんですよね。その縁起もかついで。田中がやられたということで、そのショックをどうやって振り払おうと、その思いで話しましたけども。

 -あらためて勝因は

 星野監督

 投手陣ですね。完璧に抑えられるということは思わなかったけど、向こうもいい投手たくさんいますしね。競り合いにはなるだろうと、そこで競り合いになればうちのものだと、自分に言い聞かせてました。

 -シリーズを漢字ひと文字で表すと

 星野監督

 うーん、またかい。プロセスだからね。もっともっとみんな野球を勉強して、なんというか、まだまだひたむきに野球を勉強してもらいたい。プロセスですね。<則本>

 -日本一の瞬間は

 則本

 やった!という感じです。

 -今の気持ちをいちばん誰に伝えたい

 則本

 …家族に伝えます、はい(笑い)。

 -疲れは

 則本

 今は全然ないです。

 -今、何がしたいか

 則本

 早くビールかけしたいです。<田中>

 -最後、星野監督は登板を志願したと言っていたが

 田中

 あ、はい(笑い)。

 -マウンドに上がったときの心境

 田中

 昨日やられて、本当にいろんな方々に申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど、最後にこうしてチャンスをもらえたのでなんとかしっかりと締めたいという思いでマウンドに上がりました。

 -歓声は聞こえたか

 田中

 もちろん聞こえました。ものすごくこみあげてくるものがあって、あれだけの歓声をいただけたというのは、本当に幸せなことだと思いました。

 -日本一の味はどんな味か

 田中

 これから味わいます。<美馬>

 -昨日のゲームをロッカーで見ていてどんな思いだったか

 美馬

 本当に田中がすごい頑張っていたので、この悔しい気持ちを僕がしっかりぶつけていい試合にしたいなと思いました(他の選手、監督が拍手)ははは、ありがとうございます。

 -プレッシャーは

 美馬

 そこまで今回は感じなかった。最初からでも死球を当ててしまって何ともいえないですけど、緊張はあまりなかったです。

 -好調の要因

 美馬

 いやー、ちょっと僕はあんまりわからないですけど、嶋さんに引っ張ってもらったおかげだとおもいます。はい、嶋さんのおかげです。

 -今の気持ち

 美馬

 まだ実感ほんとないですけど、今からビールかけして味わいたいと思います。<松井主将>

 -初の日本一です

 松井

 正直まだ実感がないんですけど、少しホッとしてます。

 -主将として引っ張ってきた重圧

 松井

 主将としては引っ張ってないかも分からないですけど、初回に(失策で)ちょっと迷惑をかけて、その時に「あれ?

 おれ結構緊張してるやん」と思いました。

 -最後の場面はどんな心境

 松井

 (田中)将大が最後をしめてくれると思ってましたし、空振りをとった瞬間、本当にうれしかったです。やっと日本一です。<嶋>

 -リード面で成長したという声があるが、自身でリード面はどうだったか

 嶋

 あまり日頃ほめられることがないので、褒められている方がいやなので、試合中はよくベンチから怒鳴り声が聞こえているので、それと戦いながら良く粘ったなと思います。

 -どんな怒鳴り声が

 嶋

 いや、それは言えないですけども(星野監督が嶋に「言えよ」と笑顔で言う)。すごい熱い視線を感じているので、はい(苦笑)。本当に良かったと思います。

 -最後のサインを出すときは指が震えなかったか

 嶋

 震えはしなかったですけど、本当に、田中にしても則本にしても美馬にしても、そのほかの投手にしてもそうなんですけど、こういう大舞台の中でいつも以上の力を発揮できたというのはすごいことだと思うし、良い経験できたと思うので、来年からもどんどん生かしていきたいと思います。

 -東北に日本一

 嶋

 3年かかってしまったんですけど、これは長かったのか、短かったのか、自分でもちょっと分からないですけど、でも結果としてこういう風にリーグ優勝して、日本一は仙台のKスタでファンの方々に見せることができて良かったです。

 -「底力」は見せられたか

 嶋

 どうでしょうかね、はい。<銀次>

 -MVPは狙っていたか

 銀次

 はい、正直狙ってました。

 -美馬と発表された時の心境は

 銀次

 しょうがないかなとおもいました。ふふふ、すいません、美馬さん。

 -攻撃面で日本一に貢献できた

 銀次

 いえ、そんなことありません。今日もノーヒットだったので。

 -いつも平常心と言っていたが、日本シリーズはどうだったか

 銀次

 平常心でいったんですけど、やっぱり日本シリーズの空気はびびりました。どのあたり?

 常にびびってました、正直。

 -東北出身。東北に力を与えた

 銀次

 これで東北のみなさんが、元気や勇気が届いたのかなと思います。

 -さらなる目標は

 銀次

 もっともっと努力をして、監督を2年連続の日本一にしたいと思います。