中日の西山和夫球団代表は4日、大幅な減俸を提示され退団の可能性が出ていた井端弘和内野手(38)について、退団が決まったことを明らかにした。
故障者が相次ぎ12年ぶりのBクラス(リーグ4位以下)に転落した中日にとって、チームの若返りは課題として残ったままだ。常勝軍団の中核を担ってきたベテランの井端にも世代交代の波が押し寄せた形だ。
3月のWBCでは優秀選手に輝く活躍を見せながら、シーズン開幕後はけがの影響もあって調子は一向に上がらず9月に戦線離脱。10月には右足と右肘を手術し、不本意なシーズンを過ごした。
主催試合の観客動員減など人気低迷と同時に資金難の問題を抱える球団は10月下旬、井端に年俸の大幅減額を提示したとみられる。その後も「うちには必要な選手」として何度も話し合いを繰り返したが、両者が歩み寄ることはなかった。西山球団代表は井端を「功労者」とし「本当に残念」と漏らした。
荒木とともに鉄壁の二遊間を築き「アライバ」コンビとしてファンを魅了した38歳の仕事人は、通算2000安打まであと193安打に迫りながら、着慣れた中日のユニホームに別れを告げることになった。




