中日吉見一起投手(29)が6日、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、野球協約の減額制限いっぱいの40%ダウン、1億1600万円減の1億7400万円でサインした。

 今季は右肘の故障で登板6試合、1勝4敗で防御率4・71。プロ8年目で最大の減額となった吉見は「球団の方から『この成績じゃ仕方ない』と言われましたが、その通り。でも40%以上引かれなくてよかったです」と苦笑いだった。現在は6月に手術した右肘のリハビリ中。「医者から1年はかかると言われていますし、開幕から投げるのは100%無理。でも落合GMからは『6月からでも2ケタ勝つのは簡単』と言われました。来年、再来年でしっかり取り返したい」と巻き返しを誓っていた。