阪神は17日、中日からFA宣言した中田賢一投手(31)と名古屋市内のホテルで初交渉を行った。

 高野栄一球団本部長、中村勝広GM、嶌村聡GM補佐が出席し、約1時間半、ラブコールを送った。阪神は通算61勝右腕を来季の先発要員として構想。4年最大10億円程度の契約を提示したとみられ、背番号18も用意した。

 中村GMは「甲子園の雰囲気で背番号18が躍動する姿は夢に出てくるようです。手応えは何とも言えません」と話した。中田も「(ソフトバンクを含めて)2球団とも想像以上の評価をいただいている。幸せなこと」と感謝した。

 中田に対しては15日に故郷福岡を本拠地とするソフトバンクが交渉を行い、ヤクルトも接触。全球団と交渉した上で結論を出すスタンスだ。