ヤクルトのドラフト1位、杉浦稔大投手(21=国学院大)が18日、神宮外苑で行われた新人合同自主トレで、3位秋吉亮投手(24=パナソニック)、4位岩橋慶侍投手(22=京産大)とともに初めてブルペンに入り、捕手を立たせて30球を投げ込んだ。

 柔らかいフォームでストレートを投げると、ひざから下に土がべっとりと付着した。「土が付いたのは粘れているからです。まだ万全ではないけど、いい感触でした。体の柔らかさは小さい頃からです。1度硬くなると柔らかくならないので、継続してやってきました」と言う。

 見守っていた高津投手コーチは「上から投げてあれだけ付くピッチャーはほとんどいない。楽に投げている。これで前でリリースできたら、切れもコントロールもいい投げ方になる」と感心。伊藤投手コーチも「体が落ちているのではなく、前に重心がかかっている。体重移動ができていて球持ちがいい」と指摘した。