<日本ハム2-5西武>◇11日◇札幌ドーム

 日本ハム近藤健介捕手(20)の珍しい「右前打」のような悪送球で、痛恨の追加点を許した。

 2回に1点を先制され、なおも2死二塁。先発吉川がカウント1-2から低めにワンバウンドするカーブで空振りを誘い、ピンチを切り抜けたかと思った瞬間だった。振り逃げを狙った打者走者。捕手の近藤が一塁へ送球して三振を完成させようとしたが、これが一塁手・ミランダの頭上を大きく越える悪送球になった。

 観衆がどよめく中で、白球が右翼線を転々としている間に、さらに1点を奪われた。オープン戦中からややスローイングが不安視されていたが、露呈する形になった。好リードも披露したが、試合後は「自分のミスです。練習します」と猛省していた。