<阪神5-1巨人>◇11日◇甲子園

 阪神マット・マートン外野手(32)が決勝弾を放った。両チーム無得点の6回2死一、二塁。杉内が投げた甘い直球を見逃さずに振り抜くと、ライナーで右翼ポール際に一直線で飛び込んだ。先制5号3ランをマークし、強打を誇る巨人を突き放した。

 「あの打席は走者が得点圏にいたし、意識は外にあった。ギリギリ入るかなという感じだった」。3月の開幕カードでは巨人の重量打線にめった打ちに遭ったが、本拠地での再戦で、ショックを消し去る一撃になった。伝統の一戦に「ハイテンション!

 ハイテンション!」と声を上ずらせた。