18日の阪神戦(甲子園)で右の手のひらに打球を受けて2回途中で降板したヤクルトの「ライアン」こと小川泰弘投手(23)が、早期の復活を誓った。

 一夜明けた19日、病院には行かずにチームとともに甲子園入り。患部を電気治療しながらウオーキングなどで調整した。骨には異常はなく、打撲と軽症の見込み。

 小川監督は「ちゃんと投げられるようになってから投げる。中途半端の登板は考えない。彼はこれからの投手。まだ先は長い」と無理はさせない方針ながらも「抹消は今のところはない」と話した。

 次回登板は25日の中日戦(神宮)を予定していたが、状態を見ながら数日ずらす方針だ。

 小川は「腫れは引いているけど痛みはあります。やれることをやって、1日でも早くローテーションに戻れれば一番いいと思う。焦らずしっかり治します」と笑顔を見せた。