<巨人6-0楽天>◇29日◇東京ドーム

 巨人内海哲也投手(32)が、うれしい今季初勝利を挙げた。10試合目の先発マウンドで7回を投げきり4安打無失点。持ち味の粘りの投球で、デッカイ白星を楽天から奪い取った。

 試合後、原監督からは背中をポンポンとたたかれ、祝福された。歓喜の列に加わり、ウイニングボールを手にした背番号26は、満面の笑みを浮かべた。

 久々の白星は格別だった。ヒーローインタビューでちょっぴり興奮気味だ。「遅くなってすいません」と開口一番。恥ずかしさをのぞかせながら「苦しかったけどいつかこういう日が来ると思って一生懸命頑張ってきた」。開幕から約2カ月ぶりの美酒を味わった。

 自分を信じていた。初回から内外角低めを丁寧に突く持ち味の粘投で4回までは無安打投球だった。「粘りが信条。それができた」。7回1死一、二塁のピンチも、西田を遊ゴロ併殺に仕留めて切り抜けた。

 「良くても悪くても調整を変えずに。変えないことを心掛けた」。内海はどんなときでもブレなかった。巨人の左腕エースがようやく長いトンネルから脱出した。