<広島5-5DeNA>◇14日◇マツダスタジアム

 試合が終わったのは午後11時40分だった。DeNAが今季最長の5時間39分ゲームを引き分けた。

 序盤からゲームを優位に進めるも、広島の粘りに苦戦。2回に筒香のソロ、5回にはグリエルの左前適時打で有利に進めたが、6回まで完璧に抑えていた山口が7回に疲れからか天谷に2点適時三塁打を浴び、追いつかれた。

 9回の攻撃で梶谷の適時二塁打で勝ち越すも、抑えのルーキー三上が2死一、二塁の場面で菊池に中前適時打を浴び、再び同点とされた。

 延長12回は金城の適時打と失策で2点をリードしたが、藤江が同点打を浴び、結局引き分けに終わった。中畑監督は「あと1人がね。こっちも執念はあったが、広島も執念を感じた」と疲れ切った表情でバスに乗り込んだ。