<DeNA11-4広島>◇7日◇横浜

 DeNA石川雄洋内野手(28)が気合の決勝打を放った。

 1点を追う7回2死満塁から、7球目の144キロを左前にはじき返す、逆転の2点適時打。「気持ちだけは負けないようにと、強い気持ちで打席に立ちました」と振り返った。

 内野手登録ながら、グリエルの戦列復帰で外野での出場が続く主将。3回2死満塁では、左中間への打球に飛び込み、フェンスに激突して顔と首を強打。ボールがこぼれ、3点三塁打となった。それでも途中交代はせず、痛みを抱えながらの一打が、大量点につながった。「(打球を)捕れない方が、チームにとって痛い。でもあそこ(7回)で打てて良かった」と、ほっとした表情を見せていた。