<東都大学野球:東洋大2-1中大>◇第5週最終日◇6日◇神宮

 昨年春夏甲子園連覇の中大・島袋洋奨投手(1年=興南)と、今秋ドラフト1位候補の東洋大・藤岡貴裕投手(4年=桐生一)が先発で初対決。藤岡が10回を1失点に抑え、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。島袋は9回を6安打1失点に抑え、12三振を奪ったがリーグ戦初勝利ならず。東洋大が連勝で勝ち点を挙げた。中大0001000000=1東洋0000010001=2<1回表>

 東洋大・藤岡は安打と四球の走者を出したが無失点。アウト3つをすべて三振で奪う。最速は150キロ。<1回裏>

 中大・島袋は1番小田を見逃し三振。2番に安打されたが3番を三ゴロ併殺打に仕留め無失点。<2回表>

 東洋大・藤岡は四球と安打、犠打で1死二、三塁のピンチもスクイズ失敗などで無失点で切り抜ける。<2回裏>

 中大・島袋は4番鈴木大地を右飛。5、6番を145キロ直球で連続空振り三振。ここまでの最速は147キロ。<3回表>

 東洋大・藤岡は三振、二ゴロ、中飛と3者凡退で片付ける。<3回裏>

 中大・島袋は先頭打者を三振。これで3連続の4個目。一邪飛、中飛で3者凡退。<4回表>

 東洋大・藤岡が先取点を奪われた。1死二塁から7番飯田に右越え三塁打を浴び1点を失った。三振は1個奪う計5個目。<4回裏>

 中大・島袋は1、2、3番を3者連続三振。ここまで毎回の7奪三振。<5回表>

 東洋大・藤岡は1死後、安打と犠打で2死二塁のピンチも4番井上を空振り三振に仕留め無失点。三振は計6個。<5回裏>

 中大・島袋は安打と犠打で1死二塁も後続を連続空振り三振に仕留め無失点。奪三振は毎回の9個に。ここまで最速は148キロ。<6回表>

 東洋大・藤岡は安打と犠打、安打で1死一、三塁のピンチもスクイズを外し、後続も三振に仕留め無失点で切り抜けた。奪三振は7個目。<6回裏>

 中大・島袋が痛恨の一発を浴び同点に追い付かれる。先頭打者を空振り三振に仕留め10個目の奪三振。しかし9番森椋太(3年=東亜学園)に左中間に同点ソロを喫した。この後三振1個を奪い計11奪三振。<7回表>

 東洋大・藤岡は3者凡退に仕留める。奪三振はなし。<7回裏>

 中大・島袋は1安打1四球も1三振奪い無失点。三振は12個目、被安打は5。<8回表>

 東洋大・藤岡は2安打許すも無失点。三振は1個奪い計8個。<8回裏>

 中大・島袋は安打と死球で2死一、二塁のピンチも後続を断ち無失点。奪三振はゼロ。<9回表>

 東洋大・藤岡は2三振を奪い3者凡退。奪三振はこれで2ケタ10個に。<9回裏>

 中大・島袋は内野ゴロ3本で3者凡退に。1-1で延長戦に突入。<10回表>

 東洋大・藤岡は安打と盗塁、四球で2死一、二塁のピンチも切り抜けて無失点。<10回裏>

 中大は島袋に代わって2番手の鍵谷が登板。島袋はまたしてもリーグ戦初勝利ならず。鍵谷は1死後三塁打されると1番小田にサヨナラ安打を浴びた。