<東都大学野球:亜大4-1中大>◇第7週2日◇19日◇神宮

 亜大が中大に雪辱、1勝1敗のタイとし優勝に望みをつないだ。2回裏2死二、三塁から井野川貴大内野手(2年=玉野光南)の左前適時打で2点を先制。1点差の6回裏2死一、二塁からは6番堀尾良馬内野手(3年=神港学園)が左越えの2点二塁打を放ち突き放した。捕手、外野手も兼任する努力家の一打を生田勉監督(45)は「日ごろから努力している成果。いつもいいところで打ってくれる」とたたえた。堀尾は「いつ何があってもいいように用意している。1打席1打席を全力でやるだけですから」と語った。

 先発右腕の九里亜蓮投手(2年=岡山理大付)は6回5三振1失点で今季無傷の3勝目を挙げた。敗れれば優勝争いから脱落する一戦での好投に「低めに集めることができた」と振り返った。