ソフトバンクの新外国人選手、ジェレミー・パウエル投手(31)が9日、来日3日目で早くもブルペン入りし、87球の投球練習を行った。西戸崎室内練習場(福岡市東区)で行われた、1、2軍遠征残留メンバーの投手練習に参加。ウオーミングアップを終えると、ブルペンに直行し、直球、ツーシームボール、カーブ、チェンジアップと変化球も交え、時差ぼけを感じさせない投球を披露した。
米国では週3日の練習、と調整不足も懸念されたが、実は昨オフから計画的に体はつくっていた。巨人時代の昨季、右ひざの故障で未勝利に終わった苦い経験から、体重を当時の104キロから6キロ落とした。「成功のポイントは健康でけがをしないこと。そのためにトレーニングで体重を落とした。体が軽く感じるし、ひざの状態もいい」と減量の効果を実感している。投球練習後には下半身の強化メニューを黙々とこなし、故障の再発防止に余念はなかった。
18日の教育リーグ広島戦(由宇)以降に実戦デビューを果たす予定で、開幕2軍は決定しているが、パウエルにあせりはない。「日本のキャンプに参加していないし、出遅れているのは自覚している。打撃投手を務めたり、段階を経て仕上げていきたい」。1軍投手枠、外国人枠という2つの競争に勝ち抜くため、まずは2軍でじっくり調整する。【中村泰三】



