左ひざのリハビリを続けてきたオリックス清原和博内野手(40)が、3日のウエスタン・リーグ阪神戦(北神戸)で実戦復帰する。試合出場は06年9月以来で、指名打者で2打席出場する予定だ。

 昨年7月にプロスポーツ選手としては前例のない軟骨移植手術を受け、4カ月間は松葉づえの生活。我慢のリハビリを続け、4月中旬には「(実戦舞台が)何となく見えてきてるし、今が踏ん張りどころ。この4月、5月で勝負をかけていきたい」と話していた。1日500球近くを打ち込んで準備を整えてきた。

 本屋敷コンディショニングコーチは「階段を少しずつ上って中で、実戦での調整が可能なレベルまできました。これからは引き続き、ひざの状態に合わせてということになりますが、実戦を含めたリハビリに挑戦していくことにしました」と説明した。あくまで完全復帰の過程で、その1歩となる。

 清原は「(2軍戦出場の)その時、衝撃はどれくらいあるのか。感覚を取り戻すのに、どれぐらい時間がかかるかは正直、想像できない」とも話していた。2軍戦で実戦感覚を戻し、1軍代打、そして先発出場へと青写真を描く。清原がいよいよ復活ロードのスタートに立つ。