<ウエスタン・リーグ:サーパス3-4阪神>◇4日◇北神戸

 左ひざの軟骨移植手術から再起を期すオリックス清原和博内野手(40)の復帰2戦目は、無安打に終わった。ウエスタン・阪神戦にこの日も「5番DH」で出場。1、2打席目は3年目の先発若竹の最速144キロの伸びある速球の前に、6スイングとも空振りで2打席連続三振。3たび無走者で回ってきた最終打席は育成選手オヘイダの初球、内角140キロのツーシームに詰まり、一ゴロに倒れた。

 それでも3日の復帰戦より、スイングは力強さを増した。清原のコメントはなかったが、本屋敷コンディショニングコーチは「ひざも全然問題ない。打つ感覚の慣れもあって、動き自体も昨日より良かった」と説明。3日の5621人に次ぐ、球場開設以来2番目に多い満員3862人の観衆も久々のフルスイングに何度も歓声を上げた。

 試合前のフリー打撃では右翼と左翼へ1本ずつ、屋外では故障以来1年8か月ぶりの柵越えも披露した。久々の実戦の疲労蓄積を考慮し、5日は休養に充てる。6日の広島戦(北神戸)から再び、完全復活への階段を上る。【松井清員】