<ソフトバンク7-3オリックス>◇4日◇福岡ヤフードーム

 5回に6号ソロを放ったソフトバンク小久保は、松中とのアベック弾を喜んでいた。弟分の松中と2日続けてのお立ち台。カメラマンに「昨日と同じポーズはあかんやろ」と持ちかけた。「2人で2日連続で(お立ち台に)乗るのはこの先ないやろう(笑い)。どんたくシリーズやし、思い出づくりや」。松中と肩を組んでフラッシュの放列を浴びるのを楽しんだ。福岡ヤフードームの右中間最深部に放った1発は同球場での通算100号でもあった。

 右太もも痛の影響で全力疾走できない。指名打者のため出番のない間はベンチ裏通路を走り、筋肉が冷えるのを防いだ。7回、左翼線への当たりで足を引きずるように二塁にたどりつくと、代走を送られた。小久保の完治は先になるが、チームは一時の不振から脱出しつつある。「明日(5日)からのためにも今日はなかったことにしてやる」。汗をぬぐい終えたチームリーダーは早くも9連戦最後のカード、楽天戦に気持ちを切り替えた。