<中日4-10阪神>◇5日◇ナゴヤドーム

 阪神葛城が「5番」の役割を果たした。猛攻を見せた初回。1点を先制して、なおも無死満塁。中日中田を完全に崩したい局面で打席を迎えた。外角速球をミートすると、高く弾むゴロで左前へ。2者が生還する適時打になった。「勢いを止めてはいけない場面でしたからね。(5番打者について)まだまだ。もっとやっていかないといけない」。この日は3回にも先頭打者として中前打を放ち、2得点の呼び水になった。今季4度目のマルチ安打で打率は3割4分3厘。今岡らの調子が上がらないなか、開幕から好調を維持しており、頼もしい存在だ。