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ヤクルト我慢の5死球、1カ月ぶり連勝

7回表ヤクルト無死、死球を受ける田中(撮影・山崎哲司)
7回表ヤクルト無死、死球を受ける田中(撮影・山崎哲司)

<横浜3-5ヤクルト>◇8日◇横浜

 痛みに耐えて連勝をものにした。ヤクルトが横浜戦でセ・リーグタイ記録となる1試合チーム最多の5死球を受ける荒れた試合に勝ち、4月4日以来1カ月ぶりの連勝を飾った。2-2の同点で迎えた7回、死球から満塁のチャンスをつくり、代打松元ユウイチ外野手(27)が走者一掃の勝ち越し右二塁打を放った。

 痛みともどかしさを乗り越え、勝利をつかんだ。2-2の同点で迎えた7回、先頭の田中が横浜小山田からリーグタイ記録となるチーム1試合5個目の死球を受けると、2連続四球もあって1死満塁。代打ユウイチが走者一掃の決勝右翼線二塁打を放った。高田監督も「死球などで走者は出るけどなかなかかえせなかったし、難しい場面でよく打ってくれたね」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

 初回、先頭の川島慶がいきなり左ひじに死球を受けた。2死二塁から4番ガイエルも右ひじへ死球。3回にも飯原が左足へ、そして再びガイエルが右ひじへぶつけられた。2打席連続死球の主砲がムッとした表情で一塁へ歩くと、ヤクルトベンチからも怒声に近い大声が飛んだ。

 相手の先発は高卒ルーキーの佐藤で、この日が緊張のプロ初先発マウンドだった。高田監督も「一生懸命投げているし、わざとじゃないのも分かるから。失点もしてなかったし、代えてくれとも言えんからね」と、1度も抗議でベンチを飛び出さなかったことを苦笑交じりに話した。

 3回までは、4死球もあって再三得点圏に走者を進めたが、あと1本が出ずにフラストレーションがたまる一方だった。4回に2点を先制したが、5回に追い付かれる厳しい展開。それだけに、5死球の痛みにも耐えて白星をつかんだ「タフマン」ナインは、笑顔でハイタッチを交わした。ガイエルも「2個の死球でリーグタイ記録に貢献? 神宮に戻ったら、フラワー(花束)を用意してもらおうかな」と、ジョークで笑い飛ばすほど上機嫌だった。

 開幕から快進撃で飛ばしたが、青木、川島慶の負傷やリグスの不振などもあって連勝は4月4日以来になる。高田監督も「連勝は久しぶり? あー、そうなの?」と、声もはじけた。ゴールデンウイーク明けの連勝を、5月攻勢の引き金にする。【松本俊】

 [2008年5月9日8時36分 紙面から]


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