ソフトバンクが交流戦で杉内、和田を軸とした「変則5人制ローテーション」を導入する。21日の広島戦に先発したパウエルが22日、出場選手登録を抹消された。理由は不調や再調整ではなく、交流戦期間中は、1軍帯同調整中のガトームソンと交互に先発するため。ガトームソンはこの日、28日の横浜戦(大分)先発に向け、福岡ヤフードームで行われた全体練習で居残り特打に登板した。低めの制球をテーマに投球したが「すごく良かったと思う。スライダーが多かったけど、良かった」と本人も納得。中13日の登板にも不安な様子はなかった。

 外国人投手を2人で先発1枠とし、日本人の先発4投手は基本的に固定する。23日からの阪神2連戦には大隣、杉内が先発。25日の中日戦には20日に1軍合流した新垣が復帰登板し、26日は中5日で和田が先発する。交流戦中は最長で4連戦、と日程が楽になるが、先発投手を中継ぎ待機はさせず、外国人投手も2軍戦に登板させるなど、あくまで先発調整させるもようだ。杉本投手コーチは「杉内、和田がローテーションの軸となるのは変わらない」と話しており、週の始めは和田、毎週土曜日は中6日で杉内が登板するローテーションとなりそうだ。