巨人ドーピング違反再発防止へ選手と面談
巨人が27日、ドーピング違反の再発防止へ早くも動いた。26日にルイス・ゴンザレス内野手(28)から禁止薬物が検出されたとして1年間の出場停止処分を受けた問題で、選手との個人面談を開始した。清武英利球団代表(57)は「なくした信頼を取り戻したい」と、徹底した姿勢で臨んでいく構えを見せた。
清武球団代表がさっそく指示を出した。トレーナー、理学療法士に対し各選手への個人面談を行うよう要請した。「今日からやってもらいます。全員の状況をメモにしてNPBに提出したいと思う」と自主的な再発防止策を実行する。これまで実施していた薬品の申告だけでなく、サプリメントなどに関しても提出してもらい、成分などを調べていく考えだ。
この日は川崎市内のジャイアンツ球場で選手を集め、事情説明を行った。ベンチ裏の一室に集まった選手は、直立不動で聞き入った。ゴンザレスに下された契約解除の処分と、ドーピングに関しては「疑わしきは罰する」という一般社会よりも厳しい姿勢で対処することなどを説明した。「1度軽はずみな行為をして、知らなかったでは済まされない。選手生命を絶たれることを意識しないといけない」と、プロ意識を高めることを促した。
選手会幹部にも面談をしていく姿勢を伝えた。二岡会長は「個人の問題の部分もあるけど、何ができるか考えていきたい」と、選手会としても再発防止に協力していく考えを示した。外国人のグライシンガーも「ビタミン剤とか摂取している選手は多いし、実際何が入っているのか分からない不安もある。チームがやろうとしている対策や予防策は大切だし、協力しなければと思う」と全面協力する構え。球団としては食事会を開くなどして、外国人選手との意思の疎通をこれまで以上に図るつもりだ。
前夜、ゴンザレスが深夜に球団事務所で会見を行った後、本人と午前2時30分まで話し合った。異議申し立てに関する意向は受け入れるが、解雇する方針は変わらないと伝えた。「彼のプライドがあるのだろう。悔しさはあると思うが、ドーピングの世界は極めて厳しいもの」ときっぱり。もはやゴンザレスは巨人の一員ではなくなったことを強く印象づけた。【竹内智信】
[2008年5月28日8時33分 紙面から]
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