<オリックス8-1楽天>25日◇京セラドーム大阪
6回裏に25号2ランのハイタッチを終えると、オリックス・タフィー・ローズ外野手(39)は一塁側ベンチ上の観客席を見上げる。左手を挙げ指をさした先には愛息がいた。だれよりも心強い“助っ人”の合流で、スイングは強さを増していた。ロッテを抜いての4月10日以来の4位浮上。4番のリーグトップとなる1発で、クライマックス・シリーズ圏内はハッキリと見えてきた。
試合後、ベンチ裏で息子のカールJr.(14)と顔を合わせ「おめでとう」と声をかけられた。「うれしいね」と満面の笑みを見せる。愛息の合流中は去年も7月13日からの1カ月間で21試合13本塁打25打点の荒稼ぎだった。ゲンの良さに「まだ分からないね。1試合目だから。とにかく1試合1試合だね」と手綱は緩めなかった。
大石監督代行も大歓迎だ。試合前には「背がでかくなったな。おれよりでかいな」と声をかけたという。期待通りに父が勝利に貢献し「ゲンがいいですね、出だしで」と笑顔を見せた。だが4位浮上に浮かれることもない。「いつも言っているように1戦1戦、戦っていくしかないです」と話した。成長した“助っ人”合流が、快進撃をさらに加速させる。【今井貴久】



