<オリックス2-4ソフトバンク>3日◇京セラドーム大阪

 ソフトバンク本多が「有言実行」の決勝打を放った。同点で迎えた9回2死二塁。オリックス金子から右中間三塁打を放ち、決勝点をたたき出した。「今日は緩い球にやられていたので、直球を狙いつつ、そういう球も頭に置いてました」。オール変化球攻めの5球目、137キロのフォークに体を見事に反応させた。

 今季2本目のサヨナラ安打を放った7月27日のロッテ戦で、本多はこう宣言していた。「同じ二遊間を組んでいたのもあるけど、(川崎が抜ける間の)チームを引っ張って行こうという気持ちはあります」。チームリーダーの川崎が抜けた初戦で、その言葉を結果で示して見せた。

 守備でも8回1死二、三塁から右前にポトリと落ちそうな打球を、背面キャッチで二飛に変えた。王監督が「見事だね」と本多の活躍をほめれば、森脇守備走塁コーチは「守備でも本多の持ち味が出たし、9回は彼と仲沢が打って、不安視された二遊間が頑張ったのは大きいと思う」と存在価値を認めた。「現時点でこれでやるしかありませんから。試合が始まれば考えずにやるしかない」と本多。川崎の穴は大きいが、ソフトバンクに頼もしいリードオフマンがいることも確かだ。【中村泰三】