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王ソフト自力Vピンチも「乗り越える」

 ソフトバンク王貞治監督(68)が「サバイバルローテーション」で13日からの9連戦を乗り切る。王監督は12日、チーム便より一足早く空路、東京に移動した。8月戦線の最大のヤマ場となる9連戦だが、王監督は自軍の選手自身を最大の敵に位置付けた。「日程が厳しいのはどこも同じ。ここからは相手どうこうではなく、自分との闘いになる。プロらしい戦いで、こういうの(9連戦)を乗り越えないとね」。先発の起用法にも王監督の姿勢は明確に表れた。

 ロッテ3連戦にはホールトン、新垣、パウエルの順番で先発。日本ハム戦はスタンドリッジ、大隣、星野、西武戦には中5日でホールトン、新垣が登板する予定だが、第3戦のパウエルにはあえて次々回先発を保証していない。パウエルは4月15日に移籍初勝利をして以降、6連敗中。首位西武との直接対決だけに、21日の第3戦は、パウエルの15日の投球内容次第で中継ぎの高橋秀を配置転換するなど、調子のいい投手を起用する見込みだ。24日には北京五輪組の杉内、和田も帰国する予定。ほかの先発投手にとっても、五輪終了後の生き残りをかけた9連戦ともなる。

 自力優勝消滅の瀬戸際に立たされているが、王監督は逆転優勝の望みを捨ててはいない。「いずれにしても、うちは追いかける立場だから。やるしかないんだよ」。秋山チーフコーチも「もう相手は関係ない。これからは目の前の試合に勝って、貯金を増やしていくしかない」と一戦必勝態勢を打ち出した。残り41試合、ソフトバンクがトーナメント戦さながらの戦いを展開する。【中村泰三】

 [2008年8月13日9時53分 紙面から]


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