オリックス清原和博内野手(41)の関連グッズが2日の引退表明以降、10倍以上の売り上げを記録していることが分かった。スカイマークでの試合日では、1日平均10万円程度だった直営店の売り上げが、100~150万円以上に急増。人気のマフラータオル、ナンバージャージ、だんじりストラップ、下敷きなどが飛ぶように売れ、陳列棚から商品が消えることもあるという。このほか札幌ドームや東京ドームなど、全国の球場売店からも100個単位で異例の追加注文が殺到。すでに完売し、在庫切れの商品も出始めた。

 大阪だけではない全国的な清原人気の高さに、球団も驚きを隠せない。営業関係者は「“5”とついているだけで何でも売れる異常な状況です。お盆の京セラドームでの阪神戦でも『清原コーナーどこや』と阪神ファンの方もたくさん買っていかれました」と説明。昨年も出場0試合の清原が2位ローズに10倍の差をつけて球団のグッズ売り上げNO・1となったが、引退表明でより購買意欲がそそられているようだ。

 完売商品に追加生産の予定はなく、お宝となる可能性も十分。球団関係者は「あれだけの全国的スター。相応の引退記念グッズを製作したい」と気合を入れ直していた。【松井清員】