<ソフトバンク4-5ロッテ>◇6日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンクが「5位転落」の危機を迎えた。4位タイのロッテに敗れ、2連敗で7月13日以来となる勝率5割に後退。3位はキープしたが、同率4位の日本ハムも勝ったため、今日7日の結果次第では、プレーオフ圏外の単独5位という瀬戸際に、追い込まれた。
開幕4戦でリーグ史上初となる3度のサヨナラ勝利を飾った、あの勝負強さは何だったのか。試合後、約10分間の緊急ミーティングを終えた王監督は、チームの現状を嘆いた。「最後もいいところまで行ったけど、同点とかじゃなく、押し切ってサヨナラまで行かないと。そういう強い思いが8、9月の戦いにはないわな」。そしてこう続けた。「それは監督であるおれの責任だけど」。
2点を追う9回。無死一塁から城所の左二塁打で1点を返し、なお無死三塁のチャンスをつかんだ。だが、高谷、本多が連続三振に倒れ、代打本間も凡退。「前半にできていたことが、後半にはできていない」。王監督が、この終盤戦でこそ重要視する、勝負に対する執着心が、今のチームには希薄だった。
6回に1度は逆転した。だが、7回に先発のホールトンが同点弾を浴びると、またも中継ぎ陣が崩壊した。2番手水田が1死一、二塁として降板すると、3番手篠原が2死後、オーティズに中前2点適時打を浴びた。「最後の方が踏ん張れないな。後半の失点というかね」と王監督。抑えの馬原を除く中継ぎ6投手の防御率は、これで4・70。打線の低迷とともに、守護神にバトンをつなげないもろさが、チーム成績に直結していた。
多村が「3番中堅」で134日ぶりにスタメン復帰したが、その起爆剤も不発に終わった。「まだまだ我々には戦いが十分あるし、目的、目標がある。達成、実現するためには選手に諭したという。残りはわずか、しかしまだ23試合、ある。【中村泰三】




