<広島1-9巨人>◇22日◇広島

 巨人・渡辺恒雄球団会長(82)が22日、来季以降の原監督続投を示唆した。最大13ゲーム差を追い付き首位に立ち、この日は19年ぶりの11連勝を達成した。「(原監督は)最近いいんじゃない。さえている。(来季も指揮?)もちろん、そりゃそうよ。ほかにいない。まだクライマックスシリーズ、日本シリーズあるから、勝つか勝たんかだけど、クライマックスが終わったあとぐらいにははっきりする」と上機嫌で話した。

 原監督は今季3年契約の3年目になる。ここ4年間で2度優勝し、実績は揺るぎない。クライマックスシリーズや日本シリーズで敗れれば、白紙になる可能性は残すが、今季大逆転優勝すれば、歴代の名監督とも遜色(そんしょく)ない手腕が実証される。続投は既定路線で、今後は単年ではなく、長期政権になる可能性がある。

 また渡辺会長はWBCの監督をソフトバンク王監督が固辞している点にも言及。「健康上の問題だろ。頭が痛い。現場の監督は誰か選ばなくちゃいけないから、ワンちゃんに決めてもらえばいい」と、加藤コミッショナーの王監督の“総監督”プランに賛同した。