日本ハム建山義紀投手(32)が2日、今季取得したフリーエージェント(FA)権を行使せず、残留する考えがあることを明らかにした。

 10年目の今季は中継ぎの柱として1年間フル稼働。自身シーズン最多の58試合に登板し、防御率3・07の好成績を収め、3年連続のAクラス、クライマックスシリーズ出場権獲得の原動力の1人になった。年俸4800万円(金額は推定)で、FA宣言すれば他球団が獲得へ乗り出す可能性が高いが、現時点では宣言せずに残留が基本線。この日、仙台市内で「(権利行使を)今のところ考えていません。チームにも愛着がある」と話した。

 残留希望を持つ球団側との話し合いで、来季年俸などの諸条件で折り合いがつけば、来季もそのまま日本ハムでプレーすることになる。