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ノリ弾で竜CS「不要論」落合監督は淡々

岩瀬(左)を笑顔で出迎える落合監督
岩瀬(左)を笑顔で出迎える落合監督

<巨人3-4中日>◇4日◇東京ドーム

 中日落合監督は少し表情を和らげただけだった。苦しみ抜いたシーズンの141試合目、3位で2年連続クライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。「やっと、やっとだな。でも強いっていう勝ち方じゃない。だいぶ形にはなってきたけどな」。今季初の7連勝。それでも淡々とした表情を崩すことはなかった。

 1-1で迎えた9回、巨人の守護神クルーンに襲いかかった。連続四球とウッズの三振で1死一、二塁。打席に立ったのは中村紀だ。初球ボールの後、落合監督は歩み寄ると耳元でささやいた。「持ち味のスイングをしろ。自分の打ち方をしろ」。3球目が中堅右へ決勝3ランとなった。

 7月には優勝が絶望的となった失意のシーズン。2位から日本一となった昨季の再現へと目標を切り替えてもおかしくなかったが、指揮官はCS不要論者として持論を曲げなかった。

 「オレの頭にはリーグ制覇して、日本一になる完全優勝ということしかない。優勝できる力のあるチームにとってクライマックスシリーズはいらないんだ」。

 ただ、持論は曲げずともルールには従う。今年6月1日から、落合監督はタクシーの後部座席に乗り込むと真っ先にやることがある。シートベルトを締めるのだ。「決まったことなんだから締めるのは当たり前だ。それに締めてないとドライバーが罰則を受けるんだぞ。運転手さんが迷惑だろう」。6月に後部座席もシートベルト着用が義務化されてからは、これを順守した。落合監督にとってはクライマックスシリーズも同じ。「オレたちは決められた通りにやるしかない」。目の前の試合を全力で戦うだけだ。【鈴木忠平】

 [2008年10月5日9時1分 紙面から]


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