第108回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕、甲子園)神奈川大会決勝で、横浜が桐光学園に勝利し、県勢初の4季連続甲子園出場を果たした。22度目の制覇で神奈川大会の史上最多優勝回数を更新。県内連勝記録を「39」に伸ばした。最速157キロ右腕、織田翔希投手(3年)が「令和の怪物」と呼ぶにふさわしい6安打1失点完投勝利。打線も12安打11得点と王者らしい戦いぶりで圧倒した。次は全国の頂点をつかみに行く。

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歓喜の瞬間、主将の目には涙があふれた。横浜・小野舜友内野手(3年)は「楽しいことより苦しいことの方が多かった。それでも監督や指導者の方を信じてやってきて良かったと思った時に自然と涙が出た」。村田監督への思いも強い。「少しは恩返しができたと思う。でも夏の日本一が最高の恩返しになる」。

春は苦しい時間が続いた。センバツで初戦敗退を経験し、「本当に地獄のような日々だった。このままチームはどうなってしまうんだろうという気持ちもあった」と明かす。それでも「毎日がセンバツ前より濃くなった」と悔しさを糧に練習への向き合い方を変えた。打撃面の質の向上にもつながり、優勝の要因には「全試合で先制点を取れたこと」を挙げた。この日も1番の自身から3番までが3安打。序盤から主導権を握り勝利を引き寄せた。

苦難を乗り越え、チームは一つ上のステージへ。「完成形は甲子園で力を発揮して、日本一になった時」。春の無念を乗り越えた主将は、まだ見ぬ夏の頂点へ歩みを止めない。

◆横浜 1942年(昭17)創立の私立校。生徒数2539人(女子1409人)。野球部は46年創部で部員数67人。甲子園出場は春18度、夏22度目。主な卒業生は元西武松坂大輔、中日涌井秀章、DeNA筒香嘉智、ソフトバンク近藤健介ら。所在地は横浜市金沢区能見台通46の1。葛蔵造校長。

【高校野球】横浜が2年連続22度目V 12地区で決勝 西東京は八王子実践が初甲子園/詳細