今年FA権を取得したロッテ小野晋吾投手(33)が18日、権利行使を示唆した。

 「シーズン中は何も考えてなかったが、今は他球団の話を聞いてみたいという気持ちが出てきた」と心境の変化を口にした。投手力強化を掲げる横浜が小野の調査に乗り出す可能性を示唆している。「ロッテに残りたい気持ちもあるけど、いい若手が育っているし移籍も考えなきゃいけないかなと思う。自分も他球団でやれる自信はある」と前向きに話した。

 19日にはバレンタイン監督と会談を行うことも決まった。「自分が来季、戦力として見られているのか聞いてみたい」と話した。今季は開幕から先発ローテーションに入ったが、肩痛などで2軍調整。後半は中継ぎと先発のスクランブル態勢で備えたが、5勝4敗と不本意な結果に終わった。