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クルーン前夜の雪辱K締め/CS

スタンドのファンに手を振るクルーン
スタンドのファンに手を振るクルーン

<セCS第2ステージ:巨人6-2中日>◇25日◇第4戦◇東京ドーム

 守護神マーク・クルーン投手(35)が試合後のマウンドへゆっくり歩を進めた。両手には、さんぜんと光り輝く優勝トロフィー。スタンドから沸き起こる「マーク・コール」を背に、歓喜、屈辱、すべてを味わってきたマウンド上でトロフィーにそっとキスをした。

 初戦では中村紀に勝ち越しの適時打を浴び、敗戦投手。3戦目は再び中村紀に死球を与え、打者1人で降板を告げられた。救援失敗後には荒れることのあった守護神が、がっくり肩を落とした。支えとなったのは周囲の心遣いだった。原監督からは変わらぬ信頼を伝えられ、ナインからも「お前がクローザーだ」と声を掛けられた。1球ごとにわくファンの声援にも勇気をもらった。

 この試合も先頭打者は中村紀だった。因縁めいたものを感じたが、平常心でマウンドに上がった。意思疎通がうまくいかなった鶴岡とも呼吸を合わせた。サインに何度もうなずき、中村紀をフォークで空振り三振。最後は代打立浪もフォークで三振に仕留めた。「いつものように投げた。周囲の励ましが心強かった」と最後は感謝の言葉で締めた。【久保賢吾】

 [2008年10月26日8時47分 紙面から]


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