日本ハムが、選手間で大ブームの卓球の王座決定戦を開催する。11月23日に札幌ドームで行う「ファンフェスティバル2008」のイベントの1つに組み込んだ。本拠地のロッカー室に昨季から卓球台を設置。試合前、後に選手同士で、知る人ぞ知る熱いバトルを繰り広げていたが、ついに表舞台で興味津々の「異種球技戦」が見られることになった。

 ダルビッシュも、ひちょりも、愛ちゃんばりに「サーッ」と連呼するかもしれない。球団の珍アイデアに選手会も快諾し、実現の運びとなった。ヒルマン前監督(現米ロイヤルズ監督)が昨季、リラックスしてもらおうと購入した卓球台はすぐに選手間でブレーク。選手は今季も試合前後に「プレー」している。球団関係者は「ファンにも見てもらおうと考えました」と話した。

 1年を通して選手間でランク付けをしており、かなり激しい戦いをしているという。今回の王座決定戦も出場人数が限られるため、事前に予選を開催するという情報もある。ちなみに、すでにオーストラリアに帰国し、欠場予定のマイケルがトップクラスの腕前だという。「王者不在」だが、白熱するのは確実。試合は大型ビジョンで、来場したファンに観戦してもらう形になる。