4年ぶり日本一に輝いた西武が23日、初の優勝パレードを埼玉・所沢市で行った。渡辺監督の乗るオープンカーを先頭に、コーチ、選手ら76人がオープンバス3台に分乗。約1・2キロを40分かけて走行。沿道を埋めたファンは7万人を数えた。優勝パレードでは、06年にさいたま市で行われた浦和レッズの6万5000人を超える盛り上がりだった。

 パレードが通るたびに、大歓声が沸き起こる。渡辺監督は「すごかったね。泣いているおばあちゃんを見つけて、こっちまでうれしくなった」と胸を熱くした。駅前の出発セレモニーでは「今年ほどチームとファンが一体となり、戦った年はなかった。優勝の喜びを分かち合いましょう」とあいさつ。何重もの人垣ができた沿道に、笑顔でいつまでも手を振り続けた。

 車高3・8メートルのオープンバスに立った選手も、ファンの熱気をダイレクトに受け止めた。日本シリーズMVPの岸は「あんなに人がいると思わなかった。たくさん声をかけてもらってうれしかった」と感激の面持ち。けが人もなく、パレードは無事終了。快挙を祝福する津波のような声が、連覇を狙う来季への力になった。【柴田猛夫】