横浜からフリーエージェント(FA)宣言し、阪神移籍が確実視される三浦大輔投手(34)が、25日に横浜と最終交渉を行い、今月中に結論を出す。24日は、球団行事の一環として行われた野球教室に参加。横浜市内の小学校を訪問し、熱心に指導した。子供たちからの質問コーナーでは鋭い質問も飛んだ。

 --三浦選手は本当に阪神に移籍するんですか?

 三浦

 まだ悩んでいます。明日、横浜と最後に話をして、じっくり考えて決めたいと思います。もう少し考えさせてください。

 地元横浜の子供たちの「残留」を望む声が胸に響いた。2度交渉した阪神とは、話し合いを継続する考えはなく、25日の横浜との交渉で最終決断する。「今回のFA(宣言)で、両球団から高い評価をいただき、(ファンから)たくさん声をかけてもらった。三浦大輔は幸せな男です」。阪神の補強戦略、横浜への愛着、ファンの愛情…。すべての要素を再考した結論は、1週間以内に明確になる。