“ラブラブパワー”で世界制覇に挑む!

 第1次候補に入った日本ハム・ダルビッシュ有投手(22)が15日、挙式のため、紗栄子夫人(22)とともに成田空港からハワイへと向かった。ラウンジから搭乗口までの約150メートルは終始手をつないだアツアツ出国。夫人はWBCまでの全面バックアップを誓った。

 多くのフラッシュを浴びながら飛行機に乗り込んだ2人。ダルビッシュは「今の状態はすごくいいです。(ハワイでは)ボールも軽く使います」と、現地でもトレーニングは欠かさない方針。

 そんなダルビッシュをサポートするのが紗栄子夫人だ。米国で行われるWBCだが「(ダルビッシュに)『来て』って言われれば行くし、そうじゃなければテレビで応援します」。北京五輪予選前の宮崎合宿のほか、8月の北京五輪でも現地へ応援へ駆けつけ、献身的にバックアップした。シーズン中にも登板日には必ずスタンドに顔を見せていた夫人の“参戦”は、日本のエースにとって百人力。決勝が予定されている来年、日本時間3月24日(米国時間同23日)は愛称「チビダル」で知られる最愛の長男の1歳の誕生日。世界一連覇で飾れば、最高の記念日になる。

 WBCでは、松坂、岩隈と「トリプルエース」となる。メジャーリーガーも注目している。北京五輪では起用法に物議を醸したダルビッシュだが「どこでもいいです。投げられるだけでいい。失敗しないようにやりたいです」とキッパリ話した。【本間翼】