「代役3番」卒業だ!

 阪神鳥谷敬内野手(27)が真弓監督の3番構想に呼応した。15日、東京都内のホテルで行われた携帯公式サイトのトークショーに出演。「(3番の)打順を期待されてもダメなら変えられる世界。しっかりアピールして期待に応えられるようにキャンプを迎えたい」。

 今季は3番29試合、5番23試合で先発出場したが、あくまで岡田前監督の構想は6番だった。「これまでは誰かがいなくなって、その代わりのクリーンアップしか打ったことがない。(固定となれば)プレッシャーのかかり方とか違うかもしれない。実際どうなるのか分からないことも多い」。

 新井のリタイア、フォードや今岡の不振でクリーンアップが回ってきたが、当初から3番を期待されるのはプロ入り後、初めての経験となる。「自分で決めることではなく、監督がどう見ているか」「どの打順でも自分が持っている最大限の力を出せるように」というスタンスは変わらない。だが、鳥谷が3番をつかみとることが、チームに対する最大の貢献となる。【片山善弘】