日本ハムの「野村再生工場」が稼働した。今季から新設した「ファーム選手教育担当」に就いた野村収・勇翔寮教官(62)が、新人選手への夜間講義をスタートした。社会人としての人間教育に重点が置かれた職務で今後、若手全般を対象に、プロ121勝右腕がプロでの成功の秘訣(ひけつ)を伝授する。
同教官のテーマは、親心にあふれていた。「心のマッサージをしてあげたい」。自身の現役時代に目標にしていた王、長嶋のON打倒の思い出話などを交えたプロ野球選手としての考え方、また社会人として必要な礼儀・作法などの素養まで多岐にわたる指導を行っていく。「オレは王、長嶋と早くやりたい。稼ぎたい。その気持ちだけだったから」。古き良きハングリー精神も注入するつもりだ。
新人にはすでに開始しているが、2軍でなかなか芽が出ない若手にも気を配り、発奮させるつもり。千葉・鎌ケ谷の寮に住み込み、カウンセリングを行っていく。「やる気をなくさせるのが一番いけない。励ましていきたい」。ぼやくこともなく“本家”よりもスマートだが、日本ハムの「ノムさん」にも注目だ。
[2009年1月16日9時47分
紙面から]ソーシャルブックマーク




