ロッテがフィリーズを退団した井口資仁内野手(34)の獲得に手応えを見せた。16日、ホセ・オーティズ内野手(31)ウインストン・アブレイユ投手(31)呉偲佑投手(26)の退団を発表した。昨年まで主に二塁として攻守に結果を残したオーティズと契約を結ばなかったということは、二塁で「ポジション確約」を移籍条件にしている井口獲得への自信の表れでもある。瀬戸山球団社長は「井口への期待もあるし、新外国人2人を獲得したので、十分に戦えるという判断です。もちろんバレンタイン監督とも相談しています」と話した。

 すでに日本の複数球団と代理人を通じて交渉を行った井口は、国内ではロッテ入りが確実な状況。だがメジャー志向は捨てておらずジャイアンツなど2球団からオファーがあるため、20日までに最終結論を出す意向だ。同社長は「もう間もなく連絡があると思う。感触はいいと思っているので期待して待つしかない」と前向きに話した。

 ロッテは井口に対し、3年5億4000万円プラス出来高と「監督手形」を提示して最大級の誠意を示している。背番号もミスターロッテの象徴である「6」を用意。ポジションも空けて吉報を待つ。

 [2009年1月17日10時42分

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