<オープン戦:中日3-9巨人>◇5日◇ナゴヤドーム

 先発左腕候補の久本、川井は結果を残すことができなかった。チェンに続く新たなGキラーとしての成長を期待されてのマウンドだったが、小笠原、阿部、亀井と3人のWBC組が不在の巨人打線に痛打を浴びた。

 先発した久本は4回に突如、コントロールを乱した。3本の安打を許した後、四球を続け、押し出し。さらに2番松本にも2点適時打を浴び、打者一巡の猛攻を食い止められなかった。「見ての通り、スタミナです。それがすべてです」。チェンジアップやカーブでアウトが取れたことがせめてもの収穫だった。

 2番手の川井も制球が定まらなかった。1イニング目の5回に連打などで2点を失うと、8回にも味方のまずい守備にも足を引っ張られ3失点。球が高めに浮いてしまい「自分のコントロールミス。外角中心の配球になってしまったけど、もっとインを攻めればよかった」と反省していた。

 [2009年3月6日10時24分

 紙面から]ソーシャルブックマーク