敵地の新球場に中日の主力選手が集結する。17日にはリニューアルされた甲子園で阪神と、18日には広島の新しい本拠地マツダスタジアムで練習試合を行う。両球場ではオープン戦が1試合も組まれていないため、敵地を知る意味で首脳陣がゲームを組んだ。

 オレ竜の準備に余念はない。16日、札幌から大阪へ移動する航空便には荒木、森野、谷繁、李ら主力が続々と乗り込んだ。異なる環境には1日でも早く触れておく必要がある。特にセ・リーグの本拠地では唯一となる内外野天然芝の広島のマツダスタジアムは注意が必要で、19日には練習日も組まれている。井端の復帰で、二遊間コンバート後、初めて「イバ・アラ」コンビを結成する荒木は「スカイマークもそうだし、北京五輪でも経験した。問題は土の部分が柔らかいかどうか?

 そこまで柔らかいと打球がさらに死んでしまうから…」とベースの周辺の土の硬さなど細部までチェックするつもりだ。【鈴木忠平】

 [2009年3月17日9時56分

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