<オープン戦:日本ハム2-1横浜>◇29日◇札幌ドーム
日本ハム二岡智宏内野手(32)が29日、本拠地札幌ドームで初安打を放った。横浜戦の4回無死二塁、寺原隼人投手(25)の直球を、右翼ポール際のフェンスまで運んだ。二塁からスレッジが生還し、5日ぶりに打点も記録。脚部の不安で守備につくことなくオープン戦は終了したが、得意の右方面への安打に、打撃面では手応えをつかんだ。
低くて速いきれいな放物線を描いたライナーは、右翼フェンスを直撃した。4回無死二塁。二岡の本拠地初安打は、“代名詞”ともなっている右方向への初安打でもあった。「いいところで1本出たかな。札幌ドームに来るまでいい状態ではなかったので、意識的に向こう(右)を狙いました」。脚部の不安で出遅れていたが、オープン戦最終戦で“らしさ”が垣間見えた。
理想の動きと現在の状態にジレンマはある。首脳陣は開幕前に守備につかせる考えもあったが、足の状態と本人の意向もあってDHのみの出場に終始した。オープン戦は17打数4安打、打率2割3分5厘。「(打撃の)感じはよくなかった。(下半身を)練習の中では使えてきているけど、試合の中ではもう少しかなというのはある」。結果が出ず、焦りといらだちだけが募っていた。
それでも我慢を重ね、治療と独自の調整メニューを続けてきたことでメドは立った。この日も外野手の頭上を越えた当たりで一塁ストップ。清水外野守備走塁コーチから「ここ(札幌ドーム)でフェン(ス)直(撃)打って、一塁で止まったやつは初めて」とちゃかされたが、シーズンを見越して、まだ我慢の時期。「1週間あるのでうまくやっていきたい」と先を見た。
4月3日の開幕戦(対楽天)はDHでの出場が濃厚だが、梨田監督は「(稲葉、スレッジの)3、4番は決まっているけど、その後ろはいろいろ(組み合わせが)ある」。打線の中軸として、二岡にかかる期待は大きい。【本間翼】
[2009年3月30日10時23分
紙面から]ソーシャルブックマーク




