ソフトバンク中西健太外野手(22)が、プロ5年目で初めて開幕スタメン入りすることが濃厚になった。右肩痛の多村仁外野手(32)が開幕を2軍で迎えることが3月31日に決定。井出外野守備走塁コーチは「調子のいい選手を使っていくことになる」と、オープン戦打率3割6分6厘の「絶好調男」の起用を示唆した。

 外野の要となるはずだった多村が3月25日阪神戦で右肩を負傷。この日の練習も欠席した。森脇ヘッドコーチは「基本的には今日いた人間で(開幕を迎える)という感じ」と話し、1軍から外す方針を示した。多村は自身の公式ブログで「非常に悔しいし落胆しました」とつづるとともに右肩について「検査の結果、思いのほかひどい症状」「昨年、ジャイアンツの阿部慎がやったのと同じと考えてもらえれば」と説明。巨人阿部が昨年10月に負った「右肩関節挫傷」に近い症状とみられる。

 救世主となる中西は「使ってもらえるのなら、結果を出さないと」と気を引き締めた。捕手から外野手に転向した昨季は1軍初出場を含む59試合で打率2割5分、3本塁打の数字を残した。オリックスの開幕投手を務める小松には昨季1勝5敗と苦しめられたが、中西は11打数5安打1本塁打、打率4割5分5厘と好相性を誇った。

 この日はシート打撃1打席で中飛に倒れたが、練習後にも約1時間、筋トレで汗を流した。自主トレでマリナーズ城島から授かった「体を大きくすればボールも飛ぶ」という教えを実践した。開幕戦では3月29日広島戦と同じ左翼での出場が有力。「1日1日が勝負です」。全力で開幕ダッシュに貢献する。【太田尚樹】

 [2009年4月1日10時35分

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