<日本ハム1-3楽天>◇3日◇札幌ドーム

 日本ハムの09年型新打線が、楽天岩隈の前に沈黙した。立ち上がりは制球が定まらない岩隈に対し、3回まで毎回走者を出し、チャンスをつくりながら、得点は3回の内野ゴロの間に挙げた1点だけ。新加入の二岡を5番、ヒメネスを6番に据える開幕オーダーは、タイムリーもなく、開幕戦は湿ったままに終わった。初回に3失点しながら、それ以降は無失点に抑えたエース・ダルビッシュを援護できず、不安の船出となった。

 球場に来る直前まで頭を悩ませた新オーダーは機能しなかった。難敵岩隈から6回6安打と攻略の糸口はつかんだが、序盤の併殺打などでホームは遠かった。梨田監督は「難しいね。ゲーム展開もあるけど…。今日はフライが多かった」と唇をかんだ。

 朝、目覚めるまで何通りもの開幕オーダーが頭を駆けめぐった。「こんなに考えたのは(監督人生で)初めて」。ムードメーカー森本を3年ぶりに開幕スタメンから外した。2番に小谷野、7番糸井の新打順。だが、ダルビッシュの1回の乱調もあって、打線の歯車は最後までかみ合わなかった。

 3点のビハインドを背負った1回、先頭の田中が中前打で出塁した。WBC帰国後初登板の岩隈が相手。ダルビッシュの不安定な立ち上がりを見た直後だけに、超満員のスタンドには逆襲の予感が漂った。しかし、続く小谷野は初球を投ゴロ併殺打。反撃ムードは一瞬でしぼんでいった。指揮官は「3点を取られた後だったので強攻したけど、ゲッツーになってしまった」。点差が少なければ犠牲バントを指示した場面。結果的に相手の先制パンチが効いていた。

 3回1死一、三塁の好機もスレッジが併殺打。6、7回は2死から長打が飛び出したが、後が続かなかった。「また(打線を)組み替えたり、戻したり、いろいろやっていくと思う」。対戦相手や調子を見極め、しばらくは日替わりでの打線が続きそうだ。

 自身の勝負カラーという真っ赤なシャツを着込んで球場入り。朝食には赤飯とタイを食べたが、幸運はやってこなかった。「仕方がない。でも(稲葉、田中の好守で)球際に強い、守りからというファイターズの原点は見せることができた」。同じシャツで球場を後にしたのは午後9時半すぎ。デーゲームの第2戦まで半日ちょっと。リベンジの機会はすぐにやってくる。【本間翼】

 [2009年4月4日10時44分

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