<オリックス10-8ロッテ>◇10日◇京セラドーム

 東京で金本が3打席連続アーチをかけたころ、オリックスのグレッグ・ラロッカ内野手(36)も時を同じくして3連発を放った。1発目は2点を追う場面での逆転1号3ラン。5回は再逆転を許した後の勝ち越し2ラン。7回はダメ押し2ラン。先発小松が大乱調で守護神加藤も冷や汗投球の中、3本すべてが価値ある1発だった。3打席連続弾はヤクルト時代の06年5月9日西武戦(神宮)以来2度目。7打点も自己最多だった。「必ず打てると自分を信じてた。オリックスが契約してくれたことに感謝してる」と声をうわずらせた。

 昨年受けた右ひじ手術は完治に時間がかかった。「つらいリハビリは家族が心の支えになってくれた」。07年に生まれた1人息子のケイドゥン・ジャックス君(1歳半)に復活アーチを見せたかった。本塁打を意味するミドルネームのジャックスは、人生でも本塁打をと命名した。試合後すぐに神戸市内の自宅に電話を入れると、テレビ画面に映るパパを見て大喜びだったという。

 「えーっ、金本さんも打ったの?

 なんてスゴイことだ。僕もどんどん勝利に貢献してきたい」と笑った。助っ人の大暴れで13安打10得点の大勝。一夜で最下位からも脱出した。引退危機からよみがえった男が、野球をできる喜びをかみしめてチームを救った。【松井清員】

 [2009年4月11日8時28分

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